麻央さんが亡くなって以降、同じように奥さんを若くしてがんで亡くしてシングルファザーとなった方々の記事をよく見かけるようになりました。
その中の何人かがおっしゃっていたのは「辛すぎて、海老蔵さんの会見を見ることができない」というものでした。すでに奥様が亡くなってから6,7年が経過している方でもです。
それを読んで私もふと、感じたのですが、「わたしも、DVに関する特集番組はいまだに怖くて見れないんだよなぁ・・」と。
私もそうですが、みなさん幸か、不幸か、日々忙しく過ごしているので、過去に刻まれた心の傷や悲しみというのに、ある意味フタをして生きている状態だと思います。
でも何かの拍子に思い出して古傷がズキズキしたりします。
私は、町で大声で怒鳴っている人に遭遇した時とか、最近だと、女性議員が秘書に罵声を浴びせている暴言がテレビから何度も聞こえてきたりしたので、胸がそわそわします。
正直耳をふさぎたくなります。ああいう風に元夫も怒鳴ってたよなぁ。って。
恐らく一生かけても消すことのできない体験、記憶は多くの人がお持ちなのかもしれません。私もそうです。
でもその傷が少しずつ薄まるように、今生きていて楽しい事、嬉しい事に、焦点をあてるように意識しています。
人生、悲しいこと、辛い事、数知れずですが、やっぱり人生は楽しむためにあると思うのです。