「みんなの夢AWARD」とは、みなさんからこんな夢を実現させたい、という夢を
募って、選考の結果、みんなに夢を与える一番素敵な夢に贈られる賞です。
去年のファイナリストには、シングルマザーハウスを設立させた大津たまみさんという
方が選ばれていました。子どもたちを孤独から救うシングルマザーの応援団長という
お立場で、プレゼンテーションをされたようです。(彼女自身もシングルマザーです)
ひとり親の小さな子どもたちがひとりで過ごす時間を少なくする、という事を目標に掲げて、
シングルマザーハウスを全国に100棟建てることを目標とされています。
私も離婚した時に、思ったものです。シングルマザーのためのシェアハウスを作りたい。
離婚して感じたのは、シングルマザーは孤立しやすい、そして人手が足りない、という事。
絶対に一緒に暮らしていたほうが、いい。助け合えるし、人手不足をカバーし合えるから。
彼女の名古屋にある、シングルマザーハウス1棟目は、白いレンガの外観に、日差しが差し込む
リビング。内覧に来られた方は思わず笑顔がこぼれるんだそうです。
この話を聞いて私が真っ先に頭をよぎったこと。昨年離婚して、つい最近市営の母子住宅に入居できる
ようになったという私のシングルマザーの友人の話。
築50年の団地で、外壁はボロボロ。なんとトイレはまだ和式。エアコンをつけたいのだけど
壁に穴をあけてはいけないという事で、なんと小窓から配管するのだとか。確かに市の財政は豊かではないし、
税金が投じられているから安く入居できるので贅沢な事は言えませんが、それにしてももう少し何とかならないか・・・と思います。
安いんだから、とりあえずそれで我慢しろ・・・みたいな。
贅沢ではなくって、とりあえず心がさび付かないような住環境は絶対重要だな、と思うのです。
シングルマザー=貧困=心の貧しさには、つながって欲しくないのです。
シングルマザーになっても貧困に陥らないように、私は必死で働いて、どうやったらお金を効率的に稼ぎ
増やせるのかを考え続けています。
シングルマザーも支援に頼りすぎることの無いように自立が必要です。
とはいえ、弱い立場には誰でもなりうるので、私もいつか支援する立場になりたい、と常々考えています。
支援されていた方が、いずれ支援する側へ。そんな良い循環が生まれたらとても良いですね。