離婚はもう2年前のこと。私にとって過去の事。
でも辛い記憶はなかなか消えてくれません。
彼が突然怒り出して、部屋中のものを投げつけてきたこと。その時ステンレスのごみ箱が私のスネに当たったこと。
彼がその後、車に乗ってどこかに行き、私は、泣き叫ぶ子どもを寝かしつけ、必死になって部屋を元通りにしたこと。
ゴミ箱が当たってできた「どす黒いあざ」をまるで何もなかったかのように、隠していたこと。
誰にも話さず、ただただ自分だけでどうにかしようとしたこと。
それは、この事実を認めてしまっては、私にとって「一生幸せに暮らしていけると思っていた結婚」が・・・・「私のうまくいくはずの人生」そのものが・・・・大きく否定されることを意味することだったから。
それがとっても恐ろしかったから、全部起きなかったことにしたかった、あのころ。
でも今ならこうすべきだったという事が見えます。
散らかった部屋の写真は記録として残す。アザの写真をとる。医者にいって診断書をとる。散らかった部屋は、彼自身がもとにもどすべき。適切な誰かに(できればDVの専門的な知識をもった人)相談する。できれば彼の元から離れる。
私の人生に起きたことを柔軟にとらえて、きちんと今後の事も考えるべきだった。自分がこどもと一緒に将来にわたって幸せに暮らせるように。
その勇気がなかなかでなかったから、ちょっと時間がかかってしまった。
私と同じような経験をして、私と同じような思いを抱いて、今もなお一歩を踏み出せないでいる方がいたら、ぜひ勇気をだして欲しいです。
今となっては彼の事を、許すも、許さないもないですが、ただ辛い記憶は早く忘れたいですね。(だいぶ薄まってはきましたが)
いい記憶でいっぱい上書きしないと。