離婚直後、何だか得体の知れない重たいものが私の心を取り巻いていました。
離婚調停で自分の要求はおおかた通ったし、そもそも離婚したかったのは私なのだから、万々歳のはずなのに、心は沈んでいました。
「離婚なんてしたくてするもんじゃない。仕方がないからそういう選択肢を選んだだけ」
考えて見ると、ずっと優等生できて、有名大学入って、就職して、理想の相手を見つけて結婚。これで私は一生幸せに生きられるって本気で思っていたのだから。(なんて若かったのかしら!)
まあ、人生初の大挫折がいきなり「離婚」だったのですね。私の場合。今まで順調に生きてきてしまったものだから。
あの頃は暗い顔していたのだと思います。次男に、「ママ、笑って」って言われた事があります。
そんな様子を見かねた母が、私に言ってくれました。
「これからどんな良い事が待っているかわからないじゃない? 楽しみだと思わないの?」って。
今でも思い出すんです、この言葉。そう。きっとこれからは良い事が沢山起こる!
それまで生活を楽しんで、女を磨いてなくっちゃ!
皆さん、落ち込んでいる暇ないですよ!