「日にち薬」という言葉をご存じでしょうか。
瀬戸内寂聴さんの、説法にも出てくる言葉なのだそうですが、いわゆる「時間が解決してくれる」というやつです。この言葉は、おもに関西で使われることが多いそうです。
私も離婚して二年がたちましたが、最近ようやく、「日にち薬」の効き目を実感しています。
離婚した当初、とにかくショッピングセンターに行っても、公園に行っても、幸せな家族の姿を見ることが辛くて辛くて。私の所だけ不幸のスポットライトが当たっている感じでした。
入学式や卒園式、運動会などお父さんが登場する所では、離婚したことを嫌でも実感するというか・・・とにかく毎日毎日勝手にへこんでいました。
それが、最近ほとんどそういうことを感じなくなったんですよ。むしろ、自分一人で色々決められるて楽だし、子供一人占めできて幸せ～。位に思うことも。
「日にち薬」の薬効はかなりゆっくり、じんわりですが、やっと効能を感じられています。
離婚するととにかく大変です。仕事もしなくちゃいけないし、子供にもきちんと目かけないといけない。ある意味ぽっかり空いた穴は、うまらないけど、気にしている暇もないという感じです。
だけど、最近その穴が大分小さくなってきたような気がします。
人生は、誰にとっても楽ではありませんが、それをきちんと受け止めて前に進んでさへいれば、この薬が効いてくると思います。
副作用は一切なし！しかもタダ！
今は辛くってもきっと大丈夫。人生下り坂だけではないのだから！
