DV加害者プログラムに夫が通っていた時、ファシリエーターの方から言われた事として、
このプログラムに通っているかなりの割合の人が「暴力は振るわない 奥さんに指一本触れない」との事でした。
「DV加害者プログラムなのになぜ???」
と思いましたが、つまり、ほとんどの人は精神的虐待に苦しんでいるという事なのです。モラルハラスメント被害です。
DVとモラハラは違うのか?
DVは一般的に家庭内で起きている暴力という意味ですので、DVの中には肉体的な暴力と、モラハラという精神的な暴力があるという事です。つまりDVの中にモラハラも含まれるという事です。
精神構造は一緒ですよね。相手への「支配」と「コントロール」です。
ファシリエーターの方いわく、むしろ暴力を振るうような人の方が止めやすい(更生しやすい)と言っていました。
精神的虐待の方が更生しにくいと言っていました。確かに何となく理解できます。
モラハラは暴力を伴いません。ではどうやって妻を追いつめるのでしょう。
夫がとる行動は「俺は怒っている」という 態度です。
「態度」は証拠にならないので厄介です。
常に不機嫌、無視をする、食事を一緒にとらない、家事の不出来を次々に指摘する、わざと大きな音を たててドアを閉めたり、わざとため息をついたりする。
私の夫の常套句は「お前が俺を切れさせる」でした。夫は怒らせてしまったという罪悪感を私に植えつけます。
私は家庭の平和を保つために何とか機嫌をとろうとしたり、話し合いを求めたりしますが 、まともな話し合いなどできません。
私はそうならないように日頃から夫の顔色を 伺い、「彼の機嫌」を常にうかがうくせがつきます。それが手口です。
この結婚生活何か変・・・よくわからないけど何かがおかしい・・・と思ったらモラハラを疑ってみてください。モラハラは自分が被害にあっていることに気づきにくいので要注意です。