3/29、千葉家裁松戸支部は、5年以上別居している夫婦が「離婚の是非」と「長女の親権」を争った訴訟で夫婦の離婚を認め、妻に同居の長女を引き渡すよう命じる判決を言い渡したとの新聞記事を読みました。
私が、離婚した当時は、とにかく親権をとりたければ子供と絶対に離れてはいけない、というのが定説でした。
今回の判決は、妻の方が5年10か月にわたって長女と同居してきたにもかかわらず、夫の方が親権者にふさわしいと判断しています。
新聞を読む限りでは、より多くの面会日数を提案した夫の方が親権者にふさわしいと判断されたようですが、慣れ親しんだ環境から長女を引き離すのはどうなのか、とも思います。
また長女8歳の希望がどうであったのか、という点も気になりますが、新聞からはよくわかりませんでした。
これまでは、子供の環境が変わらない事が重視されていましたが、今後は離婚後も両親が共同で子育てをする点を重視する方向に行くのでしょうか。
今までにない判決なので、今後注目される判決結果であったと思います。